卒業研究配属希望者・大学院入学希望者へ(2006年度版)

▼ 研究室の特色

▼ 指導方針

※研究室の所在地は交通案内を御利用ください。


■ 研究室の特色

宇宙科学分野の対象とする学問は宇宙物理学、天文学の理論分野です。宇宙物理学の取り扱う対象は広く、宇宙それ自体、銀河、星間空間、恒星、惑星系など様々あります。当グループのの研究対象は、主として銀河より小さいところから太陽系くらいの大きさまでです。最も主要な研究テーマは惑星系の形成理論です。近年、太陽系以外の惑星系、つまり系外惑星がたくさん発見されています。ところが、これらの系外惑星のなかには太陽系とは似ても似つかないものがたくさんあります。どうして太陽系とは全く異なる惑星系が生まれるのか、どうして太陽系には地球のような生命をはぐくむ星ができたのか、大きな謎になっています。それを解き明かすのが、惑星形成理論です。私たちはこの惑星形成理論を中心に、星の形成過程、星間ガスの進化、年老いた星へのガスの降着などを幅広く研究しています。

宇宙物理学の研究方法も理論計算、計算機シミュレーション、観測、実験などさまざまありますが、当グループの研究手法は、理論計算と数値シミュレーションが主体です。天体をモデル化して、スーパーコンピュータを駆使して数値実験をします。これは、自分の手に取ることができない宇宙を実験するよい方法です。計算結果はコンピュータ・グラフィックスの技術を駆使して可視化します。こうして得られた結果を、すばる望遠鏡などを用いた最新の観測結果と比較し、それに基づき新たな観測を提案するという形で観測的研究にフィードバックします。観測(実験)と理論の連携は、科学を進める上で大変重要です。私たちは観測をしている多数の研究者と共同で研究を行っています。

■ 指導方針

卒論や修論では、スタッフがいくつか研究課題を提示しその中から各自が興味をもったものを選んで研究を行います。基本となる教科書や論文を読むところから始め、計算コードを作って数値実験をします。課題によっては既存のコードを使うこともありますが、自分で中身をある程度理解して自在に計算を進められるようにします。計算結果から宇宙でおこる現象の物理過程を読み取り、観測結果との比較も行います。 また一部観測も行っているので、観測的研究を課題にすることもできます。 学生に求めることは、毎日研究室に来ること、ゼミ(セミナーの時間割参照)には必ず出席して積極的に議論に加わることです。

4回生

前期は、研究課題を選び課題に必要な教科書や論文を読みます。大学院に進学を希望する場合は、院試に向けた勉強も各自で行ないます。卒業研究は院試の終る9月頃から本格的になります。前期、後期を通して4回生と修士1年生を対象に、週1回の宇宙物理入門ゼミを竹内助手が行ないます。週1回の研究室ゼミでは、先輩やスタッフが研究発表や論文紹介をします。積極的に質問して議論に加わってください。年末から年明けのころには卒業研究の中間報告および発表練習を研究室ゼミで行います。

大学院生

修士院生・博士院生は研究室ゼミの他に、宇宙物理学の教科書の輪講ゼミを行います。内容は惑星形成論や輻射輸送、流体力学などです(セミナーへ)。修士1年の早い時期に指導教員、研究テーマを决め、個々の研究に必要な基礎知識から指導を行います。他大学・他学科からの進学も歓迎します。


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