
医学部保健学科地域連携センターでは、「国際的視点より見た地域保健」というテーマで第2回目のシンポジウム及び講演会を平成19年2月3日(土)に実施しました。

今回のシンポジウムでは、日本で暮らす外国の人々をめぐる話題を用意し、これからの地域社会を考える場合、様々な能力、価値観そして多様な文化背景を持つ人々が手を携えて暮らしていける社会を作っていくことの重要性を説いていただきました。

ガジャマダ大学(インドネシア)の講師であり、本学大学院生でもあるエルシーさんの報告
また、海外で豊富な地域保健活動の経験をお持ちの厚生労働省母子保健課の當山紀子主査に特別講演をお願いしたところ、貴重な体験談を基に、日本の『母子手帳』の有用性から今後の保健行政、福祉、ボランティア活動について、参加者の興味そそる有意義な話となり、時間を延長しての質疑応答が行われるなど活発なシンポジウムでした。

厚生労働省母子保健課 當山主査の講演
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インドネシア・ジャワ島中部地震におけるコミュニティの再生 |
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2006年5月27日にジャワ島中部にマグニチュード6.3の地震が発生し、死者5,736人、負傷者78,206人に及ぶ被害が生じました。6月9日から14日まで、神戸大学災害医療チームとしてガジャマダ大学と共同調査を行いました。

被害の大きいバントゥール地区(住民人口799,210人)は伝統的農村地域で、家屋の倒壊に伴い、瓦やレンガの下敷きになって、4,280人の死亡者、8973人の重傷者(脊髄損傷400人と推定)が出ました。

被災地域はコミュニティの結束力が強く助け合って復興に努めていました。
しかし、中核となる保健所12ヵ所が壊滅しており、地域の保健活動低下が危惧されました。

メンバーは現地にて、被災者に対する健康面・心理面・社会面からのリハビリと健康管理プログラム策定の支援を主とし、小児科医でもある高田教授は小児医療の支援を、井上理学療法士は現地スタッフ・被災者に対するリハビリテーション医療の指導を行いました。


また、救援物資として、松葉杖、ステッキ、コルセットなどのリハビリ材料のほか、阪神・淡路大震災の経験に基づき、高田教授が作成したハンドブック「Supporting
Families with Small Children in Disaster Situations.」を持参し、保健所に勤務する看護師や助産師に精神的なサポートの方法についても指導しました。

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