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要素アトラクションE５ 乾燥装置シミュレータ
著者の所属色分け→神戸大学(教員) 神戸大学(学生) 他大学 企業
論文内容の自己評価
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S よくできました
無印 それなりにできました
Simulation of Continuous-type Hot Air
Dryer for Water-based Coating Considering Unsteady Operation
T. Yamamoto・E. Aizawa・H. Imakoma・N. Ohmura
Proceeding of the 16th International
Drying Symposium (IDS 2008), Hyderabad, India (2008)
Abstract
A
set of design equations was proposed for a continuous-type hot-air dryer of
coated films with a single volatile liquid with multiple drying chambers.
Unsteady operation of the coated film appearing during start-up or shutdown
period was considered in the equations. As a result of the simulations of the
design equations, an overdrying of the dried product was found during the
unsteady operations and differences between the results of the unsteady and the
steady operations expanded with increasing the amount of a recycling hot-air.
Keywords: Coated film, Gelatin-gel, Unsteady operation, Continuous-type
dryer, Drying characteristic curve
非定常操作を考慮した水系塗膜の連続式熱風乾燥室モデル
今駒博信・相澤栄次・大村直人
化学工学論文集 34巻4号pp.463-470(2008)
要 旨
単独揮発成分を含む塗膜に対する連続式熱風乾燥装置の乾燥室1室に着目して非定常操作を考慮してモデル化した．塗膜の乾燥モデルには乾燥応力による物質移動促進効果を考慮した高分子溶液塗膜に対する既往の「乾燥特性モデル」を利用し，ポリビニルアルコール水溶液塗膜を例として乾燥操作のシミュレーションを行った.計算条件の範囲内で以下の結論を得た.乾燥装置は一般に複数の乾燥室の直列接続で構成されることから，以下の結論も乾燥装置の設計に対して有効だろう.
乾燥室内の湿度の増加とともに定率乾燥期間の塗膜温度も大きく上昇する．滞留時間を大きくすることで出口含水率を著しく低下できる．外気湿度が増加すれば出口含水率も増加する．外気供給速度と装置壁の断熱性能が装置の省エネルギー性能に大きな影響を与えることから，滞留時間の増加が乾燥所要エネルギーの増大に与える影響は大きい．一方，非定常操作と外気供給速度の増加が出口含水率に与える影響は小さい．以上より省エネルギー性能を考慮した滞留時間の決定には，第1に装置壁の断熱性能，次いで外気湿度と外気供給速度を検討すべきことが示唆された.
キーワード：乾燥装置，非定常操作，塗膜，ポリビニルアルコール，乾燥特性モデル
熱風リサイクル・材料静置型回分式熱風乾燥器のモデル化と性能評価
西村伸也・伊與田浩志・瀧川悌二・今駒博信
化学工学論文集 33巻2号pp.107-115(2007)
要 旨
乾燥器内熱風の不完全流れ状態を槽列モデルで表わした熱風リサイクル・材料静置型回分式乾燥器モデルを提案し，そのシミュレーションを通して乾燥器各種性能を評価する手順を示した.
材料乾燥モデルには乾燥特性曲線を使用し，ガラス微粒子層の323K，低湿度熱風による伝導併用対流乾燥特性曲線を用いて433K,363K，低湿度〜高湿度の伝導併用対流乾燥過程を推定した．熱風温度，流量，リサイクル率，槽数が乾燥所要時間・エネルギー，過乾燥，器内熱風湿度に及ぼす影響について検討した結果，熱風温度が373Kおよびリサイクル率が0.95を境として乾燥器性能は大きく変化することが明らかとなった.
キーワード：槽列モデル，乾燥特性曲線，省エネルギー，高湿度乾燥，回分式熱風乾燥器
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