神戸大学大学院農学研究科附属 食資源教育研究センター
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 この牛舎では、子牛の生産と育成を主に行っています。
 飼養対象は繁殖雌牛(子牛を生む雌牛)とその子牛(離乳後まで)となります。

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○牛の繁殖方法について

人工授精日などのデータを参考に発情確認
人工授精中
 当センターでは、雄の成牛は飼養していません。
 但馬牛とよばれる兵庫県固有の血統は県によって守られているので、冷凍保存した精液ストローが県から配布されます。それを用いて資格をもつ職員が、適切なタイミングで人工授精を行っています。

○子牛の分娩から離乳まで

   
出産予定日人工授精日から285日
予定日の前になると、母牛を放牧場から単房(一頭ごとの個室)に移動し、安静にして分娩に備えてもらいます。

子牛の生時体重25~30kg
正常な子牛であれば、生まれてから自力で立ち、初乳を飲みます。それを職員は確認し、生時体重を計量後、へその緒を消毒します。何か異常がない限り、分娩中の牛たちにそれ以上手を貸すことはありません。
子牛の食べるもの:母乳→母牛のえさ→自分のえさ
自分のえさをしっかり食べるようになると(4ヶ月ごろ)離乳をします。
母牛は放牧場の仲間のもとに戻され、子牛は4頭で1グループとして、肥育牛舎に移動します。


○子牛市場

子牛は約9カ月で市場に出荷し、セリにかけられます。